育て方の基本は日当たりの良い場所で育てる事と水やりと追肥です。日当たりの良い場所でといっても植物によっては直射日光を好む種類や強い光が苦手な種類があるので育てている種類によって生育場所を考えましょう。熱帯地域が原産の種が多い観葉植物は強い日当たりを好む傾向にあり、それ以外の草花は極端に強い日当たりを嫌います。
日当たりが良いからといって西日が強く射す所には置かないようにしてください。植物の活動時間は午前と言われており、西日に当てるとかえって植物にダメージを与える事になります。

水やりは土の湿り気がなくなってきたら鉢底皿に水が少し溜まるくらいやるといいでしょう。乾燥に強い植物なら土の表面が乾燥して一日か二日過ぎてから水やりをします。あまり水の量が多すぎると根腐れを起こして枯れる要因になるので注意してください。

観葉植物は高い湿度を好む為、土だけではなく霧吹きで葉にも軽く水を与え、若干湿度を上げてやると植物は喜びます。これは虫を寄りつかせにくくしますので虫のつきやすい植物や野菜にも効果的です。

追肥とは肥料を与える行為を指します。観葉植物を育てる土には元々肥料を含んでいますが(これを元肥といいます)、水を与えると外へ流れでてしまうのでたまに追肥が必要です。肥料の量が多いと根にダメージを与えてしまいますが肥料切れにも要注意です。肥料を与える量や頻度は肥料や植物の種類によって異なりますが、観葉植物の場合ひと月に一度、草花は春秋には月二、三回、夏は月一回程度にします。冬は追肥の必要はありません。

基本的な生育方法はこのような感じですが、鉢やプランターで育てているなら植物が大きく生長した時や植えて数年が経って土が古くなった際に植え替えしてやる必要があります。鉢はできるだけ大きい物、土の量は多いと良いです。

以上の基本を抑えておけば生育は可能ですが、状況に応じて何かしら手を加えないといけません。植物が大きくなっていくと、重さや風で茎が折れてしまわないか心配になる事があると思いますがそんな時は支柱を立てましょう。支柱はつる性の植物を育てる時の必需品でもあります。身近に代用できそうな物があればそれを支柱にしても構いませんが、見た目を重視するなら園芸店などで園芸用の支柱を購入したいところです。

支柱は鉢の奥底まで刺し込み、茎の数カ所に紐で結びつけます。紐をきつく結んでしまうと茎に紐が食い込んでいまいうまく育たなくなる可能性があるので緩めに結ぶようにしましょう。支柱が一本では物足りないというのなら、数本の支柱を使って中心で交わらせたり頂点で交わらせ三角錐の空間ができるような組み方をすると良いでしょう。

他に、湿度の高い環境で育てていると土にキノコがぽつぽつと生えてくることがありますが特に気にしなくて結構です。時間が経てば自然に消えてなくなりますがどうしても気になるのであれば引っこ抜きましょう。ただ食用にしようとは考えない方が良いです。