園芸とはそもそもなんでしょうか。植物を育てて楽しむ趣味のことか、芸術の一ジャンルか、幅広い意味での農業を指す言葉か、庭造りのことか、人によって解釈は様々ですが全て正解で、間違ってはいません。

このハウツーblogでは、『趣味で植物を育てて楽しむ』意味での園芸を中心に解説します。初心者向けに浅い内容の解説をしますが、趣味であっても追及していけば庭造り、プチ農業、芸術といった他の意味での園芸にも知識や技術を生かせるでしょう。

趣味の園芸といっても、花や木を育てて楽しむのかハーブや野菜類を収穫するのが目的なのかその内容は実に広いです。鑑賞用の草花や植物に比重を置いた内容となっていますが野菜や果実の育て方にも触れていますのでこれから園芸を始めてみたいという人には参考になるでしょう。

園芸の歴史を辿っていくと、人類の歴史と同等の深さを持っていることがわかります。精神面での満足感を得るため作物を育てるという生きていくのに必要な行為から派生したのが園芸です。ガーデニングの起源も古く、辿っていくと紀元前およそ千五百年にまでさかのぼります。エジプトの王家が様々な植物を広い土地で栽培し始め植物園を築いたのが今のところ最も古いとされる歴史です。日本でも古い時代から庭造りが盛んで、日本庭園の概念は平安時代にできました。それ以前にも庭園はありましたが植物で満たされていたのか詳細はよくわかりません。

日本に庭造りを伝えた中国ではおよそ紀元前二千年前に始まったと言われています。狩りなどで出かける山森を意識したつくりで、この中国初期の庭園は神に生贄を捧げる儀式などが行われる場とされていました。現代のように様々な植物を植えて楽しむという意味では起源がエジプトにあるといえます。次第に中国庭園は庶民に広がっていき、現代のガーデニングと同様に美を追及するように変化していきました。

現在のガーデニングの基礎をつくりあげたイギリスでは、ローマ時代にはすでに庭園といえるものが作られていました。キリスト教の勢力が増してきてからは盛んに庭造りが行われるようになり園芸が普及し始めました。イギリスのガーデニングはイングリッシュガーデンと呼ばれ、歴史の中で庭造りに様々な概念を作り出し多様化させました。

このように作物の栽培以外の目的で植物を育てる行為は世界中で、それもかなり古いうちに始まっております。庭造りをしたり、植物を寄せ集めて一つにしたり、一株育てるだけでも芸術として楽しめるのですから奥深いです。

日本では園芸というとお年寄り向けの趣味だと思われがちですが、あまり費用がかからず、様々な楽しみ方ができるので学校に通っているような若い世代の方にもぴったりだと思うのですがどうでしょうか。園芸は様々な年代の人が楽しむことができ、一つの記事ではとても語りきれないくらい奥行きがあります。実際に触れてみてその深さを体感してみてください。

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